Tuesday, April 1, 2014

あずきの地!

『あずきの地!』、ナガトカヨ著
注意!ナガト先生からこの画像を使う許可を取りました。この画像を他のサイトに転載しないでください、変更しないでください、また自分の描いた画像だと言わないでください。画像が使いたい場合は、ナガト先生に直接に聞いてください。

タイトル: あすきの地!
著者: ナガトカヨ
サイト: Girlish Season
長さ: 4話 (連載中 5話で終わる予定)
キーワード: ラブコメ、友情、ヤンキー、個性の強い主人公、亡くなった近親、学校、いじめ

天野あずきは最近大きな学園が建てられた田舎の村に住んでいます。村には若者がほとんどいなくて、年寄りしかいませんが、街から来た学生たちはあまり村に行きたがっていません。あずきはお祖母さんが結成して今お姉さんのすばるがリードしているレディースバイクチームのメンバーです。チームの伝統を誇り高く思って、ヤンキーの服装をしていますが、実はひらひら服が大好きです。そのヤンキー服装のせいで、学校になかなか溶け込めません。ある日生徒会長の野木に「そんな服装、もうやめろよ」と言われたら、「あたしたちの村のこと何も知らないくせに!」と挑戦しました。その後あずきが隠れてひらひらふりふりワンピースを着て村を散歩している時、野木に出くわしてしまいました・・・

『あずきの地!』はうるわしい恋物語ですが決してばかげた話じゃありません。あずきもすばるの人生は波瀾万丈で、チームのことは和らげられていません (でもやっぱり少女漫画ですから、チームの子たちは年寄りに優しいし、村を清掃したりしています)。乱闘、いじめ、レイプ未遂などがありますが、ずいぶん点在なので、陽気な雰囲気を損ないません。あずきのと、すばるのと、まるで物語が2つあるようです。あずきの物語は軽妙でナイーブなのに対して、すばるの物語のほうが露骨で荒いです。

画像は明瞭でタイプで打たされましたから(ふりがながないけど)結構読みやすいです。初めて登場する時、人物の名前の読みを教えるのがすごくいいアイデアでした。日本語のレベルは初級・中級で日本語能力試験N4レベルに辞書で十分です。時折ド田舎っぽい表現が出てくるのに、わかりやすいです。

下はネタバレです。(読みたい場合は「Read more」をクリックしてください)

真琴が本当に女だったらよかったと思います。せめて「gender bender」(男性が女装したり女性が男装したりするということ)でよくある「私たちは友達だけどあなたが男だとばれれば急に自意識になっちゃう」という手法をお使いにならないほうがよかったと思います。その手法をお使いになる必要がありませんでした。なぜかというと、すばると真琴の関係は本質的におもしろかったです。しかしすばるは態度を変えるのが早すぎでした。自分に努力を強いているようで本当に真琴が好きかどうか疑わしく思ってしまいました。

あずきの物語が進めば進むほど他のたくさんキャピキャピ少女漫画のようになってしまいます。あずきが出てくる4話のページの3分の1は逆光を受けながら周りに花や蝶々がいっぱいいるあずきの笑っている顔のクローズアップです。それにエイジなど一部の人物は何の役も立ちません。例えば椎名に比べるとエイジは恋敵として何ももたらしていない上、漫画の現実感をこわしてしまった。

以上の批評はさておき、『あずきの地!』は上手く描かれています。すごくいいところはいくつかの話を混ぜて、いつもサスペンスがあることです。時々シナリオは一目瞭然ですが、以外な展開や独創的なアイデアもたくさんあります。個性の強い、積極的なあずきはさわやかな主人公です。青少年(中高生)向けですが20年代前期の人も楽しめる漫画です。

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